防振双眼鏡のススメ
目が悪い方にこそ体験してほしい、あの衝撃
防振双眼鏡がすごいということは、もう皆さんきっとご存知だと思います。
わたしも防振ユーザーの方々のまとめやツイートを読んでは物欲をふつふつと沸かせておりました。でもやっぱりどうしても高いですね、お値段が。このバッグ可愛い♡買う♡というのと同じノリで、防振双眼鏡欲しい♡買う♡って…なるでしょうか。なかなか難しいかと思います。だって双眼鏡ひとつの値段で普通に5公演くらい舞台が観られるんですよ。約5万円ですよ!?(しかも在庫の関係でまさかの時価)
けれど、お高い買い物ですが、手に入れてからの後悔は全くありません。
と言いますのも、わたし、とても目が悪くて。
2weekのコンタクトを使用して生活をしているんですが、右目がPWR-9.00*1(裸眼視力だと0.02くらい)で、乱視もきついので、基本的に双眼鏡を使ってコンサートや舞台を観ていても対象がよく見えないことが当たり前でした。なんとなーく現場の雰囲気をつかんで終わり、なんてこともしばしばです。乱視用のコンタクトって上下左右が決まっていて、それが目の中でぴったりと合わないとピントがずれてしまうんですよね。しかも、瞬きを一回するだけでコンタクトが動いてしまうので、視界がぼやけるのなんの。もう何を観ていてもストレスフルです。1幕が終わるころには肩が凝ってしまって、幕間には必ず頭痛薬を飲んでいました。
ところが。
今日防振双眼鏡を覗かせてもらったのだけれど、すんごい鮮明で驚いた!あれは真剣に購入を検討したい!
— しお(ひとつまみ) (@salz_zk) 2013, 12月 22
衝撃でした…物が鮮明に見えたんですよ…何年ぶりか分からないくらいに…!目が悪い方であればあるほど、覗いた瞬間に衝撃を受けられるのではないでしょうか。なんてことだ。物の輪郭がはっきりしている。演者の髪や肌や衣装の質感が分かる。双眼鏡越しとはいえ、日生の2階席後列で自分の目で舞台のバミリ*2が見えるなんて、今まででは有り得ませんでした。まさに革命です。
自分への誕生日プレゼントに、遂に買ってしまった防振双眼鏡…!!!!!! pic.twitter.com/RFZKo8zkkT
— しお(ひとつまみ) (@salz_zk) 2014, 7月 16
その約半年後には購入。
冒頭には「やだ~防振双眼鏡欲しい♡買う♡」なんて軽い口調で書きましたが、結構意気込んで買っていたようです。びっくりマークが多いですね。
悩んだ末に選んだものは、この界隈では一番スタンダードであろうCanonの10×30IS、倍率は10倍です。
買うまでに半年空いているのはお財布上の関係と、防振取り扱い店舗の在庫有無等々の要因があったのですが、なんとか2014年9月の舞台には間に合ったのでよかったかなと思っています。おかげで自担が使っている小道具のメーカーまで判明しました*3。
Canon 双眼鏡 10×30IS ポロII型プリズム 10倍30口径 コンパクトモデル 10×30 IS
- 出版社/メーカー: キヤノン
- メディア: エレクトロニクス
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メリット
・ぶれない(なんてったって防振ですからね!)
・とにかく明るい(以前まで使っていた双眼鏡は10×21でした)
・視野が広い
・頭痛薬を飲まなくても観劇が出来る
実際に使ってみて、Jr.を応援する身としては明るさって重要なのだなあと感じました。劇場2階後列から*4でも暗闇でしゃがんで待機している姿が…観える、観えるぞ…!
一番最後の点はなんのこっちゃと思われるかもしれませんが、観劇回数=頭痛薬を服用する回数だったので、観に行けば行くほど胃が痛くなっていたあの生活とさようなら出来たのは本当にありがたいことです。
また、観劇中に乱視用コンタクトがずれて自分の視界がぼやけてしまっても、防振の精度がすごいので、精々ちょっと霞むかな程度で済みます。多分これが皆さんがおっしゃる「防振だとBlu-ray画質に見える」ということかと思います。わたしの場合で言うと「もともとVHS画質だったものがBlu-rayに、しかし稀にDVD画質になることもある」と表現するのが一番合っていると思います。もうこれはわたしの目が悪いことが原因なので、しょうがない。DVD画質で観られるだけでも感激です。
デメリット
・お財布に優しくない
・ちょっとかさばる
ぐらいでしょうか…個人的には他には何もありません。
ボタンをずっと押していると指が疲れる件も、以下の方法で解決しました。
まわりの防振ユーザーに触発されて、わたしもボタン押しっぱなしに出来るバンドを手作りしたんだけどあれは便利だわ〜!指の疲れを全く気にしないでよいからとても快適だった!
— しお(ひとつまみ) (@salz_zk) 2014, 12月 14
防振機能を使っていると緑色のランプが光ってしまうことが気がかり(後ろの席の方の視界の邪魔にならないだろうか・録画していると思われるのではないだろうか)だったのですが、このバンドを付けることでランプ部分が隠れるので、その点も安心です。ちなみに縫いつけたボタンは家にあったものなので、製作費は100均のお弁当バンド(108円税込)のみ。リーズナブル。ボタンはサイズが若干違うものを2つ重ねて、うまく防振ボタンに当たるようにしました。
重さも、着席しながら舞台で使う分には全く問題ありません。コンサートでうちわとペンライトを持ちながら3時間立ちっぱなし、のような状況になると流石に多少肩・腰に来ました。体力がないだけかもしれません。
以上、目が悪い人間による防振双眼鏡のススメでした。さらば眼精疲労。
さて、はてなブログをはじめた時に、「担当について」「防振双眼鏡について」の2つだけは絶対に書こうと思っていたのですが、さっそく書ききってしまった…これからどうしよう…。